カジカの声が聞こえる養老川に、白い「うの花」が咲いています。
急峻ながけを見上げると、ところどころに赤紫色の点が見えます。さらによく見るとそれが紫蘭だということがわかります。

わずかに誰も行けない崖にだけ残り咲き続ける野生の花、紫蘭。この付近は、昔は紫蘭の宝庫でした。

6月から7月頃まであじさいのシーズンが続きます。
とくに7月の麻綿原高原が有名ですが、周辺の道ばたでもたくさんのガクアジサイ、ツルアジサイが見られます。

目を凝らしてみると本当に美しい花ですよ。
川の両岸にいっぱい咲き、ドライになってからがまた個性的という珍しい花です。

ちょうどツバメが巣立つころネムの花が咲きます。電線にとまったままでまだ少ししか飛べない雛たちは、ネムの花を焼き付けてやがて南へ渡っていきます。
私たちがこの花を上から眺めることはほとんどありませんが、どんな形をしているのでしょうか。

そんな目にも鮮やかな新緑の季節、みんなで川に行ってみませんか。休日は家族で川遊び。水のきれいな養老川です。

川の水がはじけて発するマイナスイオン、森の木々からふりそそぐフィトンチッド、風、小川のせせらぎなどが生み出すと言われる1/fゆらぎなど、森や渓谷にはこれらさまざまなパワーが存在し、リラックス効果や免疫力を向上させる働きがあります。

川をのぞくとこんな浅瀬にまで沢山魚が遊びにきています。これはハヤ。ヤマベなどもいます。住んでいる魚はほかにアユ、コイ、ウナギなど。

石の下には沢山の水生昆虫もいます。ヤゴ、何のヤゴでしょうか。

初夏から秋までは鮎釣りのシーズン。渓をのぞくとどこでもアユが苔を食む姿が見えます。釣りは早朝と夕方がおすすめです。こんな時間帯は水生昆虫の羽化が活発だから、それをねらって魚が虎視眈々としています。

カジカガエルも涼しい顔して虎視眈々と。

アユ釣りシーズンを前に、養老川漁業組合さん主催の40000匹の稚鮎の放流を実施しました。まだこんな小ささですが、勢いよく養老川に飛び出し、これから大きく育っていきます。
養老川の鮎釣り解禁日は6月1日。夏には20cm近くまで大きくなります。一匹でも多く無事に育ってほしいものですね。

外房までわずか30分の養老渓谷、新鮮な海の魚も手に入ります。
勝浦では漁船が港に帰ってきて

夏は勝浦漁港から新鮮なカツオが手に入る季節です。いいカツオが揚がったら、各宿積極的にご提供しています。鮎の塩焼き、鰻などとともに夏の味覚をどうぞ召し上がってください。

夏休みといえば、キャンプ&バーベキュー。
カブトムシ採り、昆虫採集など養老渓谷は親子で遊べる場所が沢山。静かな環境の上、また子供たちには川遊びもでき、大満足の一日が過ごせます。


キャンプ場・バーベキューのご案内
(直接お問い合わせください)

奥養老バンガロー村
キャンプに欠かせない設備が充実したバンガロー村。お好みの食材を持ち込んで、あとはレンタルにお任せ! 中央広場では、キャンプファイヤーも楽しめます。
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中瀬キャンプ場
中瀬遊歩道沿いにあるテントキャンプ場。川沿いのバーベキュー場での食事も、日帰りのデイキャンプも可能。
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滝見苑けんこう村 ごりやくの湯
炭火焼き料理「ごりやく亭」でバーベキューができます。渓谷の野趣溢れる露天風呂もお楽しめます。お食事もどうぞ!
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網を持っていけば、小さな魚が捕れたりサワガニがいたり、きっとお父さんの方が熱中してしまいそう。できればカメラもお忘れなく。最近は携帯でもきれいに写せますが、川にぽちゃり!には気をつけてくださいね。
捕まえた昆虫や魚たちは、写真を撮ったら逃がしてあげようね。

散策やハイキングでいい汗かいたら、もちろん夜は温泉です。静かにお風呂に浸っていると、谷からキョロキョロキョロと聞こえる涼しげな声は河鹿蛙。それだけで宿の夕べはさらに豊かになります。
湯上がりには旬の心尽くしを食膳にご用意させていただきます。美酒を酌み交わすなどして、夏の夜、心置きなくご歓談くださいませ。

 


写真で養老渓谷
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