フォトギャラリー 梅 ヶ 瀬 渓 谷 の つ ら ら

梅ヶ瀬渓谷の「つらら」がはじまっています。今年は冷え込みがきびしく、1月半ばから「みごと」「ダイナミック」の声が聞こえています。

1月16日、「まだちょっと小さい」という声がありましたが、
待っているわけにもいかないので、梅ヶ瀬渓谷に行ってきました。これは最初の「腰巻き」のところ。

ここではこんな造形が見られます。接写用のマクロレンズを持ってきておいてよかった、と思いましたが、最近のデジカメにはみんな付いているんですよね。

「腰巻き」から少し上流に、この崖があります。。

そのまた少し上流部に、この崖があります。

これがほぼ全景。右下に遊歩道が見えます。
崖に近づくほどつららは見えなくなり、川は深く、危険になるという場所です。

望遠レンズで「芸術」を切り取りました。
しばらくアート鑑賞にお付き合いください。

アートその1

アートその2 力強い筆文字のようです。

どうしたらこんな芸術になるのか。きっと風が協力しているんでしょうね。夜中じゅうテレビカメラを回していたら、すばらしい絵が撮れますね。

よくみると氷の中に芯が入っている。ということは…

造形物をつくって、しずくの垂れるところにおいておけば、翌朝はすばらしい芸術作品の出来上がり、となるかどうか…。

ちょっと遠いところを撮りました。

これは7の場面のクローズアップ。カメラブレが少しあります。

じつは7以降の写真はこの場所で撮影しました。
一番迫力のある場所で、つららをながめる場所としては最奥部になります。もう日高邸跡に近いところです。

幅およそ80メートル、高さ約20メートルと言われています。
写真に写っている範囲が、右半分。
下の方に落ちてきたつららの残骸が見えます。

左の半分です。ここは壁に近づくことができますが、つららの落下にはくれぐれともご注意ください。
つららとともに石も落ちてきます。人間の背丈ぐらいのつららが落ちるのを見ましたが、ものすごい迫力でした。
当たっていたら生きてはいられません…。

望遠レンズで撮った芸術。勝手にアンコールにお応えして。

ご存知かと思いますがここのつららは、地層からしみ出している水が凍ったものです。段に沿って美しくそろうのはそのためです。この地層を「梅ヶ瀬層」といい、地質学上ではかなり有名(という話)です。また、このあたりには「梅ヶ瀬層」のほかに「大田代(おおただい)層」「黄和田層」という地層があって、いずれも天然ガスが沢山採れる地層として知られています。
赤っぽい部分が写っています。ガスを含む水が湧いているのかなぁ(これはマユツバ)

「天然ガス」は地中からいきなりガスが出るのではなくて、大部分は水溶性です。水の中に含まれているんですね。
その生産量は日本では千葉県がトップ、またその水からはヨードが取れヨードの生産シェアは日本の90%、世界の40%とか。このあたりの川の水でうがいをしたら、効果があるかな?

「芸術」は、撮り始めるといくらでもあるから困ってしまいます。じつは200枚くらい撮ってしまいました。

右の方が光り始めました。日が入ってきたようです。
午前10時ごろです。

みごとに輝きはじめたつらら。大きさはすぐそばのカメラマンと比較してください。

クローズアップ

クローズアップ

いろいろなカタチをお楽しみください。

いろいろなカタチをお楽しみください。
写真を撮っていながら思いました。
双眼鏡やオペラグラスなどがあれば、もっといろいろ現場で楽しめたはずです。

いろいろなカタチをお楽しみください。

ここのつららが長持ちするのは日が当たらないことと、冷たい風の通り道だからではないか、そんな感じがします。

跳ね返ったしずくでこうなるのか、霧のように水がかかるのでこんなカタチになるのか、専門の先生に教えていただけるとありがたい、と思っています。

これはまだ成長中のようです。

しっかり冷えると「氷の緞帳(どんちょう)ができる」と聞いたことがあります。ことしはその可能性がありますね。

なぜか鳥の羽のようなカタチが目に付きました。
そういえば今年は肉も鶏(たまご)も災難です。

帰りの「腰巻き」で見つけた芸術。被写体が近いのでクローズアップできました。

ゼニゴケが凍っています。その上をしずくが通り、色々なカタチを見せてくれました。見ているだけで楽しくなります。

川廻しをしたトンネルが残っています。その上にもつららができていました。

ここは緑のカーテン。

少しクローズアップすると別の表情が浮かび上がってきます。

なんとも気にかかる場所ですが、つららが少なく写真にできないままで終わりました。もう一度行く必要がありそう…。

なんとも気にかかる場所ですが、つららが少なく写真にできないままで終わりました。もう一度行く必要がありそう…。

写真をあまり整理もせずお出ししましたが、梅ヶ瀬の冬の一部がご理解いただければ幸いです。
なお、行かれるときは「長靴」は必須です。
梅ヶ瀬川は浅い川で、渡る場所の水深は20センチもなく、飛び石も誰かがつくっていてくれています。
ただしヨードが含まれているはずの水は滑りやすく(旅館のお風呂でも注意!!)、この時期の水浴びは遠慮した方がよさそうです。
また、日が昇ると、房総の陽気は行きには凍っていた路面を一気にヘドロ状に変えてもくれます。

写真を撮られる方は「望遠」と「マクロ」の両方があるとべんりです。つららは日陰ですので三脚は必須です。

ケイタイのテストをし忘れましたが、部分的につながらないところがあるかも知れません。すぐ近くにアクセスポイントがありますが、谷間なので…でも5〜6分歩けばたぶんすぐつながるはずです。

 


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